世は幕末の安政六年(1859)、初代田中増吉は大阪で煎餅づくりの修行をし、みそ入大垣せんべいを考案、
そして戸田公十万石の城下町大垣に店を開きました。
当時の屋号は玉穂堂ともいい、現在でもその名残りとしてみそ入りせんべいの焼型には
輪になった稲穂がデザインされています。
創業当時から初代増吉がこだわり続けたのが、駄菓子としての煎餅でない「みそ入りせんべい」です。玉子を使用しないので、堅く「つや」のあるお煎餅ができあがります。また、甘みのあるまろやかな特性の糀味噌を使用しておりますので口どけが良く独特の香りを醸し出します。
田中屋は初代からの伝統の技法を守ることで、つやのある、素朴な風味のみそ入大垣せんべいを受け継いでいます。
看板商品である「みそ入り大垣せんべい」をはじめ、そのみそ入大垣せんべいをオーブンでキャラメリゼした「まつほ」や、ふんわりさくさくでしっとりとした味わいの「玉穂堂」など、田中屋せんべい総本家の各種おせんべいをご紹介します。
岐阜県大垣市の直営店や全国にある販売店やお取扱店の情報をご案内します。 岐阜・大垣から全国各地に伝統の味をお届けしています。
田中屋せんべい独特の「つや」を生み出す艶付けや、一本一本絶妙な力加減で調整を行う手焼きなどの製法をご紹介します。